2024年12月17日、日本経済新聞社が主催する「NIKKEI脱炭素プロジェクト」の一環として開催されたユース対話会に、ユースエコネットのメンバー2名(鳥井要佑・中嶋夏月)が参加しました。対話会には、Climate Youth Japan(CYJ)のメンバーやプロジェクト参画企業8社、NIKKEI脱炭素委員会の委員の方々が参加し、活発な意見交換が行われました。
「生活と気候変動を結び付ける」視点を共有
冒頭では、NIKKEI脱炭素委員会委員長の高村ゆかり氏(東京大学未来ビジョン研究センター教授)より、COP29(国連気候変動枠組み条約締約国会議)の議論内容が共有されました。その後、各ユース団体が設立背景や活動内容を紹介しました。
ユースエコネットは、「若者と大人の情報交換の場」としての役割を担いながら、日常生活に気候変動問題をどう結びつけるかという課題意識を共有しました。
ユースエコネットは気候変動対策への意識レベルが国によって異なる現状を念頭に「日本の若者の課題は(環境問題を)自分の生活と結び付けて考えること
ー ユースエコネット 中嶋夏月さん(対話会での発言より)
企業との率直な対話
企業との質疑応答では、若者から「企業の情報開示のわかりやすさ」や「実際にどの職種がサステナビリティに直結するのか」といった問いが投げかけられました。ユースエコネットは、発信内容に対して「第三者評価や信頼性」を重視して見ていることを述べ、情報の透明性や双方向性の重要性を強調しました。
また、人材育成の観点からは、産学連携を通じた専門人材の育成の可能性について提案を行い、企業側からも「学びになった」「背筋が伸びた」といった前向きな声が寄せられました。
対話会を振り返って
今回の対話会では、世代を超えた学びと対話が生まれ、今後の活動に向けた大きな刺激を得ることができました。ユースエコネットは引き続き、若者の視点から社会に働きかけ、より良い未来を共に創るための活動を続けていきます。
ユースエコネットでは、環境問題に関心のある若者の参加を常に歓迎しています。共に学び、発信し、行動を起こしていきましょう!
ユース対話会出席者
【ユース団体(ゲスト)】
▼ユースエコネット 鳥井要佑、中嶋夏月
▼Climate Youth Japan 中嶋彩香さん、加藤弘人さん
【NIKKEI脱炭素委員会】(敬称略)
▼高村ゆかり(委員長) 東京大学未来ビジョン研究センター教授
▼末吉竹二郎 国連環境計画・金融イニシアティブ特別顧問
▼森沢充世 PRI事務局シニア・リード
▼田中加奈子 産業技術総合研究所客員研究員
▼水口剛 高崎経済大学学長
▼田中謙司 東京大学大学院工学系研究科教授
▼吉高まり 三菱UFJリサーチ&コンサルティングフェロー(サステナビリティ)/東京大学教養学部客員教授
▼大野輝之 自然エネルギー財団常務理事
▼安藤淳 日本経済新聞社編集委員
【参画企業】
▼石川大門 グリーンエナジー&カンパニー ストラテジー本部本部長兼HR&ブランド戦略部部長
▼石川智隆 EY Japan Marketsディレクター
▼野尻敬午 日本ガイシESG推進部専門部長
▼高橋賢司 JERA脱炭素推進室長
▼齊藤公治 関西電力執行役員エネルギー・環境企画室長
▼桑原洋介 大阪ガス企画部カーボンニュートラル推進室室長
▼棟方亜矢子 みずほフィナンシャルグループ サステナブルビジネス部企画チーム次長
▼奥村信之 格付投資情報センター執行役員サステナブルファイナンス本部長
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